2024年の「新語・流行語大賞」のノミネート語が発表され、大谷翔平選手のメジャーリーグ記録「50-50」が注目を集めています。他には、若者に人気の「しかのこのこのここしたんたん」や、ゲーム界隈のスラング「無課金おじさん」など、今年も幅広い世代に影響を与えた言葉が候補に挙がっています 。
①アサイーボウル
アサイーボウルは、健康意識の高まりや美容への関心から人気が高まっています。アサイーは抗酸化物質、食物繊維、オメガ脂肪酸が豊富で、美肌やアンチエイジング効果が期待されます。また、フルーツやグラノーラで食感が楽しく、見た目が鮮やかでインスタ映えする点も若者に支持されています。
②アザラシ幼稚園
オランダ・フローニンゲン州にある負傷・衰弱したアザラシを一時保護する施設で、プールで過ごすアザラシの赤ちゃんを常時確認できるライブ配信を2019年から実施していた。当初は小規模な配信だったが、今年の8月、X(旧ツイッター)ユーザーによる投稿で突如流行し話題に。
③インバウン丼
訪日外国人観光客(インバウンド客)向けと思われる高級海鮮丼(数千円~1万円超)の俗称。ネットで「外国人向けのぼったくり」に近いニュアンスで広まった語だが、実際は日本人客の利用が多い、など実態との乖離も。
④裏金問題
自民党の各派閥が毎年政治資金パーティーを開催し、20万円を超える対価の支払いを受けたにもかかわらず、その収入明細を各政治資金収支報告書に記載していなかった。この政治資金規正法違反事件を『しんぶん赤旗日曜版』がスクープ報道。パーティー券の販売ノルマを課しノルマ超過分をキックバックしたり、派閥に納入しない中抜きを認めるなど、議員側も寄付金を自身の政治団体の収支報告書に記載せず裏金にするなど、規正法違反が横行し、しかもいまだに解明されていない。
⑤界隈
従来は「その辺り」などの地理的な範囲をあらわしていたが、近年では「共通の人びと」を指すようになった。仲間、近い存在などの、そのあたりの人たちという意味合いで使われる。
⑥カスハラ
カスタマー・ハラスメントの略。消費者・顧客による理不尽なクレームや悪質な嫌がらせ、暴言などのこと。また○○ハラの関連では、年長者からのLINEなどSNSの文章で、文末に「。」(句点)が付くと若者が感じるという「圧迫感」でそれをマルハラ(マルハラスメント)という。フキハラは、不機嫌ハラスメントのこと。
⑦コンビニ富士山
2024年の訪日観光客数は3月から5カ月連続で300万人を超えたが、オーバーツーリズム(観光公害)の問題も増えた。背景に富士山がそびえるコンビニの写真を撮れると人気の撮影スポットになっていたが、観光客によるマナー違反や危険行為が多発し、町が目隠し用の幕や柵を設置せざるを得なくなるなど、議論をよんだ。
⑧侍タイムスリッパー
単館上映から全国上映へのヒットを果たした、自主制作の時代劇『侍タイムスリッパー』が話題に。
⑨初老ジャパン
パリオリンピック総合馬術団体で92年ぶりに銅メダル獲得。チーム4人の平均年齢は41.5歳で、スポーツの世界では「シニア」の部類。そこで自らでよび名をつけたのが話題に。そもそも「初老」は何歳を指すかというと、古くは40歳の異称だったが、現在では60歳前後の人に使うとのこと。
⑩新紙幣
2024年7月から20年ぶりの新紙幣への切り替えが行われた。目的としては、公式には偽造防止とユニバーサルデザインの採用となっている。自動販売機の新札対応で景気対策の効果が出るとされるが、その費用は自販機設置企業の負担。キャッシュレス時代に、新札がどこまで受け入れられるのか。
引用
2024年「新語・流行語大賞」30の候補 発表【一覧で詳しく】 | NHK【NHK】2024年の「新語・流行語大賞」の候補となる30のことばが5日、発表されました。大谷翔平選手が達成した大リーグの新記録「…
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